前にも、ブログで書いていますが、僕の愛車はシトロエンのエグザンティアというモデルです。
なんだかんだ言って、3代目のエグザンティアになります。
シトロエンの特徴は何と言っても、「ハイドロ・ニューマティック」という制御システムにあります。
エンジンから動力をとったメインポンプで油圧を発生し、サスペンション・ブレーキ・ハンドルの油圧制御に用います。
通常の自動車では、サスペンションにコイルバネとダンパーを組み合わせて、乗り心地を良くしているのですが、「ハイドロ・ニューマティック」では、油圧シリンダーとスフェアという独特な緑もしくは銀色の玉で構成されています。
スフェアには、窒素ガスが封入してあり、路面からの振動を吸収し、車両の姿勢を一定に保ちます。
このシステムは1955年に発売されたDSというモデルで採用されてから、今日まで基本的な仕組みが変わらずに継続されています。・・・現在のシステムは相当電子制御化されていますが。
こんな、一見ややこしくてコストのかかりそうな仕組みを、頑なに守っているのがシトロエンのコダワリなんでしょうね。
この、乗り心地と運転フィールは一度知ってしまうと病み付きになります。他に代わるものがないので、僕も3代乗り継ぐ羽目になっているのです。
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