サリュでは、前菜の後、「ガーリックトースト・コーリーズ風」をお出ししております。
コーリーズ風とはなんぞや?というご質問には、いずれブログでお答えするとして、このガーリックトーストがかなり好評なのですが、連泊メニューでこれの代わりになるものを検討した結果・・・
「フォカッチャ」を焼くことに相成りました。
当初は、レシピ本のとおりに、強力粉を使い、ジャガイモスライスを乗せて仕上げていました。
・・・悪くはないのですが、信州らしさとオリジナリティに欠けるような感じだったので、おやきを始めとする粉食文化の盛んな信州らしさを少しでも取り入れられたらと考え、信州産小麦を使った「地粉」を用いることにしました。
ドライイースト、オリーブオイルを加えて練り上げ・・・
発酵させると、倍以上に膨らみます。
天板の上に載せて、2次発酵させた後、親指で窪みを作ってオリーブオイルと、荒塩をふります。
オーブンで焼くこと、17分ほど・・・パンの焼けるいい香りがしてきます。
焼き上がりです! 本来はここで表面にオリーブオイルを塗るのですが・・・あえて塗りません。
お客様にお出しする直前に、オーブントースターで軽く温め、信州産のトチの蜂蜜をたらーりと表面にかけて完成です。
カリッとした生地の表面と、蜂蜜の甘み、荒塩のしょっぱさ、オリーブオイル、地粉のもつ小麦の風味がマッチしています。
ガーリックトーストのようなはっきりした美味さとは別の、素朴な美味しさがあると思いますよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿