2014年12月9日火曜日

晩秋の霧ケ峰をロンリートレッキング

11月も初旬を過ぎると、車山の観光リフトも営業終了し、ぺンションも閑散期に入ります。
今年もこの時期を利用しておかみは愛知に里帰り。

例によって山ほどの「やっておくことリスト」が残されているのですが・・・
霧ケ峰でまだ、行った事のないトレッキングコースをこの隙に試してみることに(汗)

くもり時々晴れの11月11日、人気のない車山肩の駐車場にクルマを止めました。



この季節のトレッキングの良いところは、まず人が少ない事。そして、なまじ山野草や紅葉が無いだけに、遠景を眺めながらガンガン歩いてゆけることですね。
肌寒い気温も、防寒をしっかりしておけば、むしろポカポカして気持ち良いですよ。

草紅葉の終わった車山湿原を左に眺めながらトレッキング開始です。



車山乗越の標識から、いつもの蝶々深山でなく、南の耳方面を目指します。




途中、右側にエコーバレースキー場のゲレンデが見えてきます。



南の耳はこんな尖った地形から名づけられたのでしょうか?



南の耳に到着しました。
あまり、見慣れない長和町方面の風景が広がります。


南の耳から、北の耳を目指します。こちらも同じような尖ったカタチをしていますね。


ゆるやかに下って登って北の耳に到着しました。



次はゼブラ山を目指します。
下りが急坂で、足元が滑りやすいので注意!と分かっていたのに、コケてしまいました。
皆さんも気を付けて下さいね。

途中に、こんな足跡も。



ゼブラ山に到着。




ザックを降ろしてここでお昼にします。
シングルバーナーでコーヒーを沸かし、自分で握ってきたおにぎりをいただきました。



八島湿原全体が見下ろせます。



ゼブラ山から八島湿原への下りも、急坂で足元が悪いので要注意です。
今度はコケないように・・・

八島湿原の出入口には、鹿侵入防止のゲートが設けられています。


晩秋の八島湿原を眺めながら平坦な広い道を歩きます。


途中、御射山遺跡に立ち寄ります。

旧御射山神社です。



ここは、鎌倉時代に武術を競う競技場で使われたという遺跡なのです。
遺跡の規模から推測すると、10万人規模の人員が収容できたという説もあるようです。



桟敷席の跡が、残っているらしいのですが、現状ではちと分かりにくいですね。
先日、ブログで書いた新田次郎の「霧の子孫たち」の中では、この地と八島湿原をビーナスラインが通る計画があったこことが書かれています。




御射山遺跡から元の林道に戻り、沢渡を経由して、車山肩に戻ります。
サイゴに登りが待っていますが。あと、一息がんばりましょう。



車山湿原~蝶々深山~物見岩から八島湿原へ至るルートより若干ハードですが、時間を掛ければ初心者でも安全に楽しめるトレッキングルートだと思います。
2か所の滑りやすい急坂の下りだけは、くれぐれも気を付けて下さいね。

今度は、春になったらおかみと歩こうかな。

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